ハイブリッドカーとエコカーの現状
ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走行し、燃費や排出ガスの低減を実現したハイブリッドカーは、この十数年で一躍自動車業界の寵児となりました。最近話題のエコカー減税や補助金といった後押しもあって、今ハイブリッドカーへの注目度はかつてないほど沸騰しています。
自動車の排出ガスが環境に及ぼす悪影響は、かねてから指摘されており、その対策として電気自動車や燃料電池車といった環境負荷を低減する仕組みが研究されてきました。しかし、実用レベルに向けては製造コストやインフラ整備など様々な問題が残り、いまだ開発途上と言われています。
それに対して、ハイブリッドカーは、基本的にガソリンスタンドでの給油という、従来と変わらない補給方式なのでインフラ整備が必要ない点、また最近では家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッドカーも開発され、結果的にエコカーの中で大きく抜きんでた存在となっています。
ハイブリッドカーの代名詞、トヨタのプリウスが、2009年3月のフルモデルチェンジを機に大胆な低価格路線を打ち出したことは、ハイブリッドカー業界全体に様々な意味での刺激を与えているようです。
消費者サイドにとっては、車体価格が高価なことがネックであったハイブリッドカーの値下げは大いに歓迎するところで、さらにエコカー減税や補助金と併せれば、「以前から環境に優しい車に買い替えたかった」というユーザー層がさらに増えるものと思われます。環境面からも自動車業界での売上増としても、次世代のカギを握ると言われるのがハイブリッドカーなのです。